日本語版しかめっ面スケール(Grimace scale)ポスター作成
実験動物福祉コミュニケーション
代表理事 笠井 憲雪
(東北大学名誉教授)
皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、イギリスの実験動物福祉の機関である National Centre for the Replacement Refinement & Reduction of Animal in Research (NC3Rs) は、しかめっ面スケール(Grimace scale)ポスターを作成し、全世界に配布しています。これは動物実験現場で、研究者や技術者が動物に実験処置を施す際に、動物への苦痛をできるだけ軽減するための方法の一つです。実験処置中に動物が示す顔面表情をスケール化して、動物が感じている苦痛の程度を読み取り、苦痛軽減に役立てるもので、現在は英語、仏語、中国語の3か国語のバージョンが存在します。
私たち実験動物福祉コミュニケーション(LAWCom)は、このポスターの日本語版を作成するために、NC3Rsと長らくこのポスターの日本語への翻訳について協議を行なって参りました。そしてこの度、日本語版が完成し、印刷及び配布をすることになりました。
NNC3Rs はこのポスターの普及を目指していますが、収入を得るための有償での配布を禁じています。このため私たちは、有志の皆様からのご寄付で正規印刷版を作成し、ご希望の法人・個人に無料で配布することといたしました(送料は別途いただきます)。
そこで、この趣旨にご賛同の法人様や個人の皆様には、何卒ご寄付のご協力をいただきますようお願い申し上げます。
なお、実験動物福祉コミュニケーションは、動物を用いた研究、教育、検査を行なっている公的機関および民間施設等の法令遵守を支援し、一般市民の方々に動物を使用する研究、教育、検査活動を理解していただくために、情報の発信を行うことを目的とした非営利組織です。
皆様には何卒この趣旨をご理解の上、ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
令和 4年 1月
実験動物の福祉に貢献するグリマス・スケール(しかめっ面スケール)の日本語版ポスターの制作を目的に有効活用させていただきます。
計 3,000 枚(追加印刷も想定)
2022 年 1 月 1 日~2022 年 5 月 31 日
ご寄付を頂いた機関へは募集結果等についてご報告をさせて頂きます。また、ご寄付を頂きました機関には、3 種の動物種(マウス・ラット・ウサギ)のポスター2セット(計6枚)を進呈させて頂きます。
項番9.関連資料に記載の「寄付金申込書用紙」に記入し、FAXまたはメールにて事務局宛送付をお願いします。
非営利組織 実験動物福祉コミュニケーション(事務局)
〒981-3133 宮城県仙台市泉区泉中央 1 丁目 23-11
(有限会社熊谷重安商店 内)
TEL:022-371-6336
FAX:022-371-6334
e-mail:lawcom@lab-awcom.org